

ストレスと中毒と依存 Stress and Addiction・ dependence
依存症となるものはたくさんあります。 なにかをきっかけに気に入り、摂取を繰り返し(中毒)、気がついたらそれがないとだめになっている(依存)。依存すると、足りなくなったときに苦しみます。欲しいものが得られない辛さ。だからそういう時に欲しいものを得られると脳はそれをいいものだと判断します。 でも本当の幸せは、ないとだめなものではなく、何も得なくても自分自身の中でじんわりと感じれるものや、何か摂取して得るにしても、それがなくても幸せでいれるけどたまに味わうといいものだと実感できるものではないでしょうか。 再びいいますが、悪いものではなくいいものなのですが、あればあるだけいいというわけではなくありすぎは問題なので質と量と時間に気を付けることでうまく人生を豊かにすることに役立つと思います。 使い方を間違うとどうなるか。こちらは、依存に至るまでのよくある一例です。 私たちがストレスを感じた時、それに対応するためにコルチゾールというホルモンが出ます。このコルチゾールは、ドーパミンとセロトニンを低下させます。そこでドーパミンを欲する脳が過去に経験した手っ取り早く


ドーパミンコントロールの仕方3 How to control Dopamine3
ドーパミンが悪いわけではなく依存してしまうのが問題なだけなので、手軽に急激な分泌を促す食べ物には注意が必要です。 特に有名なのは果糖ブドウ糖液糖と白砂糖です。 果糖ブドウ糖液糖は60年代半ばに日本の科学者が発見したものであり、成分の割合によりブドウ糖果糖液糖、高果糖液糖とも表記され、コーンやじゃがいもから作られます。 白砂糖や三温糖などの精製された砂糖や上記の果糖ブドウ糖液糖などプロセスされすぎた糖分にはミネラルやビタミンなどの価値のある栄養素がありません。そして血糖値を急激に大量にあげるので、膵臓から血糖値を下げる働きを持つインスリンというホルモンがまた一度に大量に分泌されて血糖値が急低下し、低血糖を引き起こします。すると脳がエネルギー不足だと勘違いし、もっと糖分を摂取して血糖値を上げろと指令を出します。 同時に脳内では、快楽成分のドーパミンが大放出されます。 身体や脳が疲れた時、ストレスを感じた時に甘いものを食べて幸福感や癒しを得るとこの感覚がくせになります。これが砂糖依存です。 これを避けるには、この上がり下がりをゆるやかにすることが必要で


ドーパミンのコントロールの仕方2 How to control Dopamine2
運動でドーパミンはでます。 神経伝達物質はスイッチのように特定のものだけが出るわけではなく、例えるならスープのようなものです。いろんなものが混ざってスープの味ができる。ドーパミンはスープの味のバランスをよいものにしてくれるものです。 人間は太陽の光があるうちは活発に動き、日暮れと共に暗くなるとリラックスして修復する。その太陽と連動した身体の働きをサーカディアンリズムと言います。 だから、有益な運動も時間と量で管理することが大事。なぜなら私たちの感覚だけで選ぶとバイアス(思い込み)が入るからです。運動すると、ドーパミン、エンドルフィン、アドレナリン、セロトニン、コルチゾール、ギャバなどの神経伝達物質が出ると言われていますが、そのうちドーパミンとエンドルフィンには中毒性があります。ドーパミンは”もっと”、エンドルフィンは天然のモルヒネと言われるように、鎮痛作用があります。運動している間は大丈夫だから運動する時間がどんどん延びていき、身体は常に疲れているのに運動がやめられないなど、バランスを崩してせっかくの運動の恩恵をうまく使えていない方も多いように思


ドーパミンのコントロールの仕方1 How to control Dopamine1
ドーパミンは 身体を動かしたとき 食べ物、精製された砂糖や塩、カフェインの入った飲み物、タバコ、アルコールなどの科学物質の摂取 筋肉への圧 好きなことをして楽しんでいるとき 芸術を楽しんでいるとき 新しい経験を楽しめたとき 色んな場面で生成されます。 美しく聞こえ、生きる意味といっていいほどとてもいいもので必要なものだけど、あればあるだけいいかというとそうではありません。 中毒性があり、依存しやすいからです。 気持ちいい、やる気がでる、いいものであるのと同時にもっと、もっとと思わせるものでもあるので、お金とも深く関係しています。 アルコール、たばこ、カフェイン、薬物、性的なもの、ギャンブル、運動、強いマッサージ、精製された食品など依存に関わるものにはドーパミンが関わっています。これらは手軽に努力しないで摂取できる方法です。 ドーパミンは自分で時間をとり、行動し、楽しむことでも得られますが、努力せずに手軽に得ることもできます。 その中毒性を利用したビジネスもたくさんあります。 私の施術はドーパミンの質に気を付ける観点から強い圧はほとんど与えずに身体


ドーパミン Dopamine, DA
ドーパミンはホルモンでもあり、神経伝達物質でもある。 D1ー5、5種類ある。 脳内で、やる気、集中力、モチベーションを上げるなどの重要な役割を果たす。 気持ちいいーや、美味しいーなどの幸福感。 いいものでしょ。もっと欲しいでしょ。 でも中毒性がある。 だんだん強度が上がらないと効かなくなってくる。鈍感になる。 沢山あるのが普通になる(頼り続ける)と、少し少ないだけで身体が足りないと反応する。 知らず知らずのうちに身体がハイジャックされてしまう。 とはいえ生産性や進化、人生の喜びには欠かせないし、人間の脳はドーパミンを得るためにあるというくらい魅力的なもので、大事なものです。 だから量や質には本当に気をつけなければならない。 じゃあどうしたらいいのか? 次の記事ではそのヒントとなる、ドーパミンを出す食べ物、行動などを紹介したいと思います。 コントロールしていきましょう。 Dopamine is a hormone and a neurotransmitter. They have 5 subtypes,D1-5. In our brain, it


ホルモン・神経伝達物質とは What's Hormone/Neurotramsmitter?
私はよくクライアントに身体のケミカル(化学物質)という言葉を使いますが、これがホルモンや神経伝達物質と言われるものです。 心と身体はつながっているということはわかっていたのですが、知識を得るまで、いや、得てから実感するまで、理解できていませんでした。 そこを少しずつ説明していきたいと思います。 まだ全てが解明されたわけではないので、今明らかになっていることを元にお話ししています。情報が変わったり新たな発見がある可能性もあることを承知の上で読んでいただければと思います。 科学者の皆さん、お疲れ様です。いつもありがとうございます^ ^ ホルモンは、身体の様々な機能を調節する化学物質で、脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、膵臓、生殖腺などの内分泌腺や、骨や臓器など身体の器官で作られ、血流に乗って必要なところまで運ばれます。 神経伝達物質は、その化学物質が神経細胞からシナプスを介してターゲットとする細胞に情報を伝えます。それぞれ興奮したり、抑制したりする役割があり、自律神経とも深く関わっています。 神経伝達物質でもありホルモンでもあるものと、どちらかでしか


水分摂れてますか? Are you taking adequate water a day?
人間の身体の6割は水分と言われていますが、一日にどれだけお水を飲んでいますか? わかっちゃいるけど。。。と思われそうな話題です(笑) 中にはお水を飲む習慣がなく、お茶や珈琲やジュースなど、味のついたものしか飲まない方も多く見受けられます。 カフェインの含まれるお茶やコーヒーを午後3時くらいまでに飲む分には有益な面もあると思いますが、それ以外にお水を飲まないのはまずい。 どのくらい飲むのが理想的かと言うと、その方の体重にもよりますが、目安として1.5〜2リットルは必要じゃないかと思います。 なんで水を飲むことが必要なのか? 水は、次のことに使われるからです。 *発汗や呼吸などからの体温調節 *血流を調節する(酸素が全身に供給されたり、傷や炎症を治すのに必要) *栄養素の代謝に使われる *脳や神経をショックから守る *唾液を作る *関節や筋膜をスムーズにする *ホルモンや神経伝達物質の形成のため脳が必要としている *老廃物を出す *消化 *細胞の成長、再生 息が浅くなっている実感があるときに、わざとごくごくごくごくくらい連続で飲みながら鼻で息をしてみ


健康を取り戻してもうすぐ1年。It's going to be almost a year since I brought my health back!
私がアメリカでカレッジに入り学ぶきっかけになったのは自身の不健康。20代半ばから40歳の最初の何年かの間、約15年間、月に1〜2回、原因不明の頭痛、気持ち悪さ、全身の筋肉痛、吐き気、夜になり実際に嘔吐しだすと8時間は吐き続けて水も飲めない、眠れないまま朝を迎えてようやく眠って次の日復活という恐ろしい謎の習慣がありました。日本でもアメリカでも、色々なお医者様に会いました。内科、脳外科、婦人科、神経科。どこでも原因や対処法を見つけられませんでした。その他鍼灸、マッサージ(あん摩指圧、スウェディッシュ、トリガーポイント、筋膜リリース、オステオパシー、クレ二オセークラルセラピー、カイロプラクティック)、ピラティス、ズンバ、筋トレ、ランニング、ヨガなど、本当に苦しかったから、辛かったから、抜け出したくて、健康を取り戻したくて、本当にいろいろ試しました。 どれも一時的な、短期間効果はありました。だから一定期間続けましたがだんだん効かなくなってきます。だからもっとやる。しかし症状が戻って来る頻度は短くなり、さらに辛くなって止める。その繰り返しでした。運動をして